PROJECT私たちの取り組み

PROJECT03

tenki.jp

初の課金型アプリで、山の天気の厳しさも楽しさも届ける。

1997年、日本気象協会はインターネットを通じて気象情報や防災情報を提供する天気予報専門メディアを開設。2002年に現在の「tenki.jp」へと名前を変更しました。その後は、天気予報や防災情報のほかにも、ユーザーの利用シーンに応じた使い勝手を高めるため、「お出かけ指数」「洗濯指数」といった生活に密着した指数情報なども発表するように。様々な業界の企業とタイアップして「肌あれ」や「熱中症」の情報や対策、社会的な問題にもなっていた「PM2.5」に関するデータなども掲載するようになっていきました。

また、最近では新型コロナの影響もあり、「キャンプ」や「ゴルフ」といった屋外レジャーの気象情報に対するニーズが高まる中、私たちの提供する予測をもとに、準備を整えたり、星空観測の日程を決めたりするユーザーも増えています。

さらに、標高差による気温の変化も激しく、天気の変わりやすい山の気象情報は、登山に出かける人にとっては、命に関わる大切な情報。その一方で、地形が複雑な山頂の天気予報は難しく、日本気象協会でもユーザーへの提供がなかなか困難な状況でした。しかし、2020年に「tenki.jp登山天気」という課金型アプリを開発。利用者に内容を理解して利用して頂くことで、山のふもとから山頂までのルート沿いのピンポイント予報など、より詳細な気象情報を提供できるように。また、このアプリでは、雲海の出現予測など、山の厳しさだけでなく、楽しさを伝えられる情報も提供。常にユーザーの評価と向き合いながら、さらなる進化を目指しています。

関連コンテンツ
DATA|PM2.5
関連コンテンツ
MEMBER|安齊 理沙

一人ひとりの暮らしや趣味をサポート

メディア・コンシューマ事業部
木村洋一

課金型アプリ「登山天気」は、開発にあたって日本気象協会内でも様々な意見が出ました。しかし、「ユーザーの評価を問う前にあきらめたくない」との思いから開発に着手。ゼロから新しいサービスを創り上げる経験をさせてもらいました。天気予報は生活のすべてのシーンと関わりがあり、雨に濡れてしまうといったネガティブな出来事を防ぐ目的だけでなく、雲海の絶景を見るといったポジティブな楽しみ方にも活用できるものです。これからもアプリやサイトを通じて、ユーザー一人ひとりの暮らしや趣味をサポートできる存在になっていきたいと思っています。