06PM2.5
「PM2.5」とは、直径2.5マイクロメートル(髪の毛の太さの30分の1程度)以下の大気中を浮遊する微小粒子の総称。発生源は工場・自動車の排ガスなど人工的なものから、土壌・火山など自然界を起源とするものまで様々で、非常に小さいため肺の奥まで入りやすく、呼吸器(心肺)や循環器系への影響が懸念されている。日本気象協会では、PM2.5発生源データと数値モデルを用いて日々の分布予測を行っている。
予測手法
日本気象協会では独自気象予測モデル(SYNFOS)と米国環境保護庁(EPA)が中心となり開発を進めている化学輸送モデル(CMAQ)を組み合わせ、東アジアのPM2.5の傾向を予測するシステムを構築。このシステムに大気汚染物質排出量の推計データを入力し、PM2.5濃度を予測している。
活用事例
日本気象協会の天気予報サイト「tenki.jp」では、毎日当日から3日先までのPM2.5の分布予測を発表している。外出時や洗濯物を干す際の参考にするなど、日常生活の中で役立てられている。
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