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商品需要予測

気象×AIで、現代版「風が吹けば桶屋が儲かる」を探す!?

「今日は寒いから鍋にしよう」「今週末は久しぶりの晴れだからテーマパークに行こう」というように、天気の変化は人々の行動に密接に関係しています。天気をきっかけにして人々の行動が変わると、寒い日に白菜がいつもより売れたり、久しぶりの晴れた日に、パークの来場者数がいつもより多かったりと、企業の活動にも様々な影響が生じます。

天気の変化は食品、アパレル、医療、レジャーなど、人々の生活に関わるあらゆる産業に影響を及ぼします。日本気象協会では、気象データとさまざまな業界のデータを掛け合わせることで、商品の売れ行きや人の動き、野菜の価格、花粉症患者数、ECサイトのアクセス数など、気象に関連して変化するさまざまな経済指標の分析や予測を行っています。

たとえば、位置情報付きのSNSのコメント情報から、人はどのような気象条件の時に「暑い・寒い」と感じるのかを分析し、商品の需要に直結する体感的な暑さ・寒さを表す体感指数を作成しました。この体感の予測情報を活用することで、季節に合った売り場づくりや食品ロスの削減など、様々な企業活動に貢献しています。

日本気象協会には気象データとあらゆる業界のデータをAIにより分析することができる環境が整っています。今後、入社するあなたが「気象と経済活動の新たな関係性」を発見することで、現代版「風が吹けば桶屋が儲かる」が生まれるかもしれません。

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DATA|体感指数
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MEMBER|丸山 大貴

あらゆる業界のビッグデータを掛け合わせることができる

社会・防災事業部 気象デジタルサービス課
吉開朋弘

学生時代に気象レーダーの研究を行っていた自分が、まさか企業の経営活動に貢献するようなAIの開発に携わるとは思っていませんでした。しかし、ここまで膨大な気象のビッグデータを扱える企業は世界でも珍しいですし、気象をハブとして、食品やアパレル、医療など、さまざまな業界のデータを掛け合わせに挑戦しています。始まったばかりの取り組みですが、夢はどんどん広がっています。