05日射量

日射量とは、単位時間あたりに単位面積が受ける太陽放射エネルギーの量を表し、太陽光発電の原動力となる。日射量は雲の影響などで大きく変動するため、太陽光発電によって得られる電力量を正確に把握するためには、日射量の変動を精度良く推定・予測する必要がある。そこで日本気象協会では、気象衛星画像や気象モデルなどを用いた日射量推定値・予測値を提供している。

データの取得

日射量データは、「日射計」で直接測定・取得する方法が従来のやり方。これに加え、日本気象協会では独自に2つの方法でデータ作成を行っている。1つ目は気象衛星画像を用いるもので、雲の位置や移動速度を元に現在から数時間先までの日射量を推定・予測している。2つ目は気象モデルを用いるものであり、大型のコンピュータでシミュレーションすることにより、数時間より先の未来を対象とした日射量を予測している。

活用事例

太陽光発電によって得られる電力量の把握はもちろんのこと、太陽光発電を用いたエネルギーマネジメントや、発電設備の稼働状況監視・故障診断などにも活用されている。加えて熱中症対策や農業支援など、エネルギー分野以外でもその活用の幅を広げている。

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PROJECT|電力
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MEMBER|渋谷 早苗