AR4 WG2「気候変化2007:影響、適応及び脆弱性」骨子
(仮訳)
政策決定者向け要約 (SPM:Summary for Policymakers)
技術的要約 (TS:Technical Summary)
本文
序
評価の範囲
他の報告書及び研究との関係
I. 観測された変化の評価
1. 自然及び人為システムにおける観測された変化と対応の評価
- 観測された変化の検出及び原因特定の手法
- 現在及び最近の変化(極端な現象を含む)の観測のデータ及び手法
- 変化の駆動力(気候関連及び非気候関連)
- 手法及び結果における信頼性の追求
- 対象となるシステム:脆弱性と適応を含む観測された変化
- 雪氷圏
- 水文及び水資源
- 沿岸プロセス及び沿岸域
- 陸上生物系
- 淡水・海水生物系
- 農業及び林業
- 人の健康
- 災害及び危険
- 大規模なスケールへの集成及び原因特定
- 問題の地域的側面
- 各システムの相対的な感度、回復力及び適応能力
- 各システムで観測された変化と地域の気候トレンドとの関係の評価
- 観測された地域の気候トレンドと人為的な気候変化との関係の評価
- 不確実性及び信頼度
- 現在及び最近観測される適応からの教訓
II. 将来の影響及び適応の評価:セクター及びシステム
2. 新たな評価手法及び将来状況の描写
- 手法に関する新たな発展
- 不確実性及び信頼度
- 将来の描写:気候/他の環境的/社会経済的前提
- 評価に必要なデータ
- 感度分析
- シナリオ(極端な事象を含む)の開発及び適用
- 安定化シナリオ
- 将来的に必要とされるもの;警告及び不確実性
以下の章の内容についての指針
- 範囲、主要事項、TARの結論の要約、特定の手法
- 天候及び気候その他のストレスに対する現在の感度/脆弱性; 最近及び現在のトレンド;現在の適応
- 将来のトレンドに関する前提条件:気候、開発、技術など
- 将来の主要な影響および脆弱性
- コスト及び他の経済的側面
- 適応:実施、オプション、制約
- 持続可能な開発との関係
- 主要な不確実性、信頼度、未知の事項、知見のギャップ、優先研究課題
3. 淡水資源とその管理
- 水循環:降水、蒸発散、土壌水分、積雪
- 表流水:河川、湖沼、結氷;量及び質
- 地下水:取水、塩害;量及び質
- 水需要及び利用:農業、産業、エネルギー、家庭
- 極端な事象:洪水、渇水、及びその他の降水事象
4. 生態系及びその機能、益、サービス
- 草地とサバンナ
- 森林及び林地
- 砂漠
- ツンドラ
- 地中海性生態系
- 湿地
- 淡水湖と河川
- 山岳
- 海洋、浅海及びその生態系
- 生物多様性との関連性
5. 食糧、繊維及び森林生産物
- 食用の農作物栽培
- 家畜生産
- 工業用穀物及び生物燃料
- 林業
- 漁業:海洋及び淡水;養殖
- 地球規模の食糧貿易及び食糧安全保障
- 自給システム、地域の食糧供給、地域の雇用及び農村地域の生計
- 環境問題:水利用、流出、土地利用
6. 沿岸及び低地地域
- 自然システム(及びそのサービス)
- 湿地、マングローブ、干潟、サンゴ礁
- デルタ、河口、ラグーン
- 砂浜、岸壁
- 環礁
- 人間社会
- 水供給(帯水層を含む)
- 農林水産業(養殖を含む)
- 人間居住、インフラ、工業開発、移住
- 健康
- 観光/レクリエーション
- 沿岸以外からの影響
- 内陸からの影響:淡水の流入と質、堆積物の流入
- −海洋からの影響
7. 産業、居住及び社会
- 産業:製造業、建設業、エネルギー産業
- サービス:販売と貿易、運輸、観光、保険、金融
- ユーティリティ:水供給、エネルギー、廃棄物処理
- 人間居住:都市化、都市デザイン、計画、居住
- 社会的事項:人口、移住、雇用、生計、文化
8. 人の健康
- 熱ストレス
- 極端な天候及び気候現象の物理的影響
- 環境質(大気質・水質・大気アレルギー等)との複合影響
- 感染症(水媒介及び生物媒介)及び分布の変化;新たな疾病
- 食品の質、供給及び栄養度の変化
- 健康の人口的、経済的、社会的側面
- 影響の蓄積効果:複合ストレス
III. 将来の影響及び適応の評価:地域別
地域別章の内容の指針
- TARで評価された知見の要約
- 天候及び気候その他のストレスに対する現在の感度/脆弱性;最近及び現在のトレンド;現在の適応
- 将来トレンドに関する主要な前提:気候、開発、技術等
- 予測される影響のまとめ:主要な脆弱性とその空間的な差異
- 適応:実施、オプション及び制約とその空間的な差異
- ケーススタディ
- 持続可能な開発との関係
- 主要な不確実性、信頼度、未解明の研究課題、知見のギャップ、優先度
- アフリカ
- アジア
- オーストラリア及びニュージーランド
- ヨーロッパ
- ラテンアメリカ
- 北アメリカ
- 極域(北極及び南極)
- 小島嶼
IV. 影響への対応の評価
17. 適応実施、オプション、制約、能力に関する評価
- 手法及び概念:脆弱性、回復力、適応能力
- 現在の適応実施の評価:現在の脆弱性、リスク管理、地域の知識、現在の気候及び他のストレスへの適応、政策と制度
- 適応能力とオプション及び制約についての評価:意思決定の基準;効果;便益・コスト;限界/障壁;技術の役割、開発との関連性、衡平性問題
- 適応の向上:機会;技術とノウハウの開発と移転、制約、適応学習
18. 適応と緩和の相互関係
- 効果的な実施のために必要な要素:決定要因、能力
- 目的及び決定プロセス:感度を減らすかvs 暴露を減らすか;リスクの取り扱い
- 規模の問題:全球、国、セクター、地域、プロジェクトの各レベル
- タイミングの問題:結果のタイミング(変化速度を含む);時間の割引
- ステークホルダー間で異なる役割(政府、民間、市民社会)
- コスト、回避された被害、及び得られた便益の考慮
- 適応・緩和間の相補性と違いの総合化;戦略の組合せ
- 不確実性、未解明の事象、研究の優先課題
19. 気候変化による主要な脆弱性およびリスクの評価
- 手法と概念:条約第2条に関する事項、reasons for concern、被害の計測、主要な影響及び脆弱性とその発現リスクの特定
- 主要な影響に関する気候変化のレベルの決定に向けたアプローチ
- 主要な地球規模のリスクの評価
- 主要な地域及びセクターに関するリスクの評価
- 発生を回避するための対応戦略の評価:安定化シナリオ;緩和/適応戦略;非可逆的な事象の回避;持続可能な開発の役割;不確実性の取り扱い
- 不確実性、未解明の事象、研究の優先課題
20. 気候変化及び持続可能性に関する展望
- 影響と適応に関する新たな知見のまとめ
- 複合的ストレスの観点からの影響及び適応
- 環境の質との関係
- リスク、災害、およびその管理との関係
- 地球規模及び集約された影響
- 地域およびセクターの開発への含意;資源・技術へのアクセス;衡平性
- サブリージョナルおよびローカルな問題
- 適応の機会、同時便益、及び課題(長期的なものを含む)
- 不確実性、未解明の事象、研究の優先課題
執筆者、査読者のリスト
用語集
索引