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横断的課題:クロスカッティングテーマ(CCT)について

CCTは、AR4で主要な政策決定に資する分析を提供するという観点で重要な役割を担った。(執筆にあたり、全執筆者が全報告書にわたって共通する横断的課題について、基本的に同一の方針で執筆を行い、それにより、各章、各WG間の不統一を調整しようとするもの)

第3次評価報告書(TAR)作成時の反省を踏まえ、AR4作成に関してはCCTに早い段階から取り組んで各WGに反映させること、それぞれのCCTにアンカーとよばれる執筆者を置き調整する方針が、2003年4月の第1回スコーピング会合で示された。また、同会議において、7つのCCTとそれぞれに主たる責任を持つWGとアンカーが指名された。

各アンカーは、2003年9月開催の第2回スコーピング会合までにそれぞれのコンセプトペーパー(案)を作成し、同会合での議論を受けた後、その修正を加えたものを、第21回総会に提出した。第21回総会での審議を受けて、各クロスカッティングテーマのコンセプトペーパーが以下のとおり、最終的に合意された。

AR4における7つのCCT(横断的課題) 各CCTの担当WG
Uncertainty and Risk
(リスクと不確実性)
WG1
Integration of Mitigation and Adaptation
(適応策と緩和策の統合的評価)
WG3
Article 2 of the UNFCCC and Key vulnerabilities
(主要な脆弱性(条約第2条との関連))
WG2
Sustainable Development
(持続的開発)
WG3
Regional Integration
(地域への統合的アプローチ)
WG1
Water
(水)
WG2
Technology
(技術)
WG3