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気象データといった「情報」を、お客様により役立つ「情報サービス」に。

日本気象協会におけるシステム部門の面白さは、気象とITの両者のプロが業務に携わり、企画段階からシステムの開発、運用まで幅広く関わる点にあります。気象データや気象予測といった「情報」を、お客様により役立つ「サービス」として仕立て、届ける鍵を握っているのが、この部門。今回は、その「情報サービス」の進化に向けたシステム部門の取り組みの一つを紹介します。

日本気象協会では、国や自治体、電力会社、放送局など、様々なお客様に向けて、気象データや気象予測の配信を行ってきました。約10年前からは、これらの情報をお客様ごとにカスタマイズした地図情報の上に表示できるようにし、より使い勝手の良い情報サービスプラットフォームを提供してきました。2020年には、このプラットフォームのさらなる進化を目指し、システム部門が新たな開発に乗り出しました。

「Web API」と呼ばれる手法を用いて、日本気象協会側のシステムとお客様側のシステムとの連携を強化。その結果、情報提供までの時間がこれまでよりも短くなり、さらに、お客様はデータとそれらを表示するグラフや画像を別々に取り出すことも可能になりました。Web APIにより、個別のカスタマイズも容易になって、情報サービスとしての使い勝手も一気に高まりました。

今後もセキュリティの強化やAIの活用など、課題も可能性もますます大きくなる気象×ITの世界。その両方に興味のある皆さんをお待ちしています。

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MEMBER|遠藤 周平

日本気象協会には、膨大なデータがある

情報サービス部
庄司拓哉

アメリカで正確な気象予測を行うためにコンピュータが発達していった歴史があるように、もともと気象とITには強い結びつきがあります。現在、日本気象協会にも24時間365日、膨大なデータが集まってきますが、私たちシステム部門はそのビッグデータをシステムに落とし込む設計や、そのやりとりのためのサーバーやネットワークの構築、セキュリティの強化、AIの活用など、様々な課題を乗り越えながら、新たな挑戦を続けています。ITに幅広く興味のある学生にとっては、飽きることのない職場ではないでしょうか。