02降雨強度

雨の降る量だけでなく、瞬間的な雨の降る強さも示すことができる降雨強度データ。雨雲の中には、雨の素となる雨粒が存在しているため、その雨粒の量や一粒あたりの大きさを測定することで、「今後、どのくらいの強さで降るのか」を予測することができる。

測定方法

「XバンドMPレーダ」と呼ばれる三次元気象レーダを用いて測定。地上に設置したパラボナアンテナから、マイクロ波と呼ばれる電波を大気中に発射し、降水に反射して戻ってきた電波を測定することにより、降水の特徴をつかむ。

活用事例

2000年代に入り、毎年のように頻発する、いわゆるゲリラ豪雨や線状降雨帯。その一早い予測にも、このデータが活躍します。また、この気象レーダを用いれば、雨の強さだけでなく、ひょうを降らせる可能性があるかといった降水粒子の種別判定も行うことができる。

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