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メディア

刻々と変化する気象現象を視聴者にわかりやすく伝える。

近年、「極端気象」と呼ばれるこれまでに体験したことのないような気象現象が頻繁に発生し、防災・減災のためにも、いち早く正確な情報を伝えることが重要になっています。日本気象協会では、2015年から地上波放送局の天気番組を支援するシステムとして「空art(ソラート)」を展開。大雨や台風などで災害発生の危険度が高まったら、テレビ画面に気象レーダーや台風の予想進路図などの画像をリアルタイムで提供するだけでなく、記者がすぐに現場へ駆けつけられるようにアラーム通知も行っています。

また、深夜早朝の時間帯でも警報が発表されれば自動で番組を差し替える自動番組プロデュースの機能も搭載し、人手を介さずに常に最新の防災気象コンテンツを表示することができ、防災面で大きく貢献できるようになりました。

テレビの限られた時間の中で、刻々と変化する気象現象や情報を、いかにわかりやすくかつ正しく視聴者に伝えていくか、常にアイデアを出し合い、それを実現していくことも、日本気象協会の仕事の魅力のひとつです。

スマホやアプリなどで情報を得ることが増えています。その一方、テレビ、ラジオ、新聞はまだまだ重要な国民メディア。気象を掛け合わせ、新しい発想が求められています。

若い世代の新鮮な発想を生かしてほしい

関西支社
小森 琢

情報の洪水の中に生きる現代の我々。気象情報も多くの情報の中の一つに過ぎないのかもしれません。しかし、その情報で人の命が救えることがある、そのような責任感をひしひしと感じながら、仕事に従事しています。より多くの人に向けて、命や生活に直結する情報を、身近に迫ったリアルなものとして伝えていく、その責任は重大です。
新たな世代の新鮮な発想力で、これまで以上によい伝達手段や表現が生まれ、それが更なる防災・減災に繋がっていくことを期待しています。気象現象は日々刻々と変化しています。その情報をうまくキャッチ・整理・活用し、さまざまな場面で活躍してほしいと思います。