日本気象協会
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エネルギーミックスの実現に向けて、さらなる導入拡大が進められる太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー。しかし、その発電出力は日射量や風などの気象状況に大きく依存してしまう。電力を安定的に供給するためには再生可能エネルギーの出力変動を正確に予測することが必要不可欠である。そこで必要となるのが高精度の気象予測だ。日常生活でみる天気予報では「雨が降るか、晴れるか」が気になるところだが、太陽光発電では、同じ「くもり」でも、薄い雲なのか厚い雲なのかを見極めることが重要だ。風力発電では、洋上の風を測って、精度良く予測する技術の確立が求められている。日本気象協会では、気象衛星や気象予測モデルを駆使して、新たな予測技術の開発に挑戦している。予測精度が高まれば、再生可能エネルギーの普及は加速度的に進むはずだ。

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