日本気象協会
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積雪寒冷地域では毎年のように、大雪や吹雪によって事故や災害が起き、交通が途絶えて地域が孤立する。こうした雪氷被害をなくすために、日本気象協会は防雪施設の調査・計画、吹雪や雪崩に関わる予測情報の開発に取り組んでいる。雪だけではない、大雨や強風、高潮、高波などあらゆる自然現象が、鉄道、航空、道路、船舶など全ての交通に影響を及ぼす。交通は重要な社会基盤だ。災害リスク情報の開発に取組み、防災施設、防災計画、予測情報の提供など様々な側面で交通の安全性や快適性に貢献している。また、交通渋滞は大きな経済損失をもたらす。気象の枠に限らないビッグデータを活用することで、交通渋滞解消への取組みも始めた。

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